2011年5月28日土曜日

震災後の政治に想う

私は政治家の皆さんが解からない。この困難な時に何を考えているのであろうか。
他人の欠点を暴き、悪しざまにののしり、世の中を混乱させるのが、彼らの目的のように見える。

福島原子力発電所の事故への姿勢には悲しみさえ覚える。現政府が試行錯誤しながらも、一生懸命やっているの間違いない。混乱し、処理が拙く、遠回りしているかも知れない。

私は菅政権を応援している者ではないが、この時期にたまたま彼が首相だっただけだと考える。
長い間、原子力行政を担って来たのは誰なのか。従来自民党に所属し、政権党として長い間原子力行政に関わって来た人たちではないのだろうか。与党であった公明党の方々もそうであろう。また、関連する行政府の人たち、産業界の方々、関係学会の学者の先生方、ジャーナリストの人達、みな当事者だと思う。
そういう方々が、まるで自分たちのしてきた事への反省もなく、担当している今の政府の足を引っ張り、災害復興の邪魔をしているように見えるのは、私だけであろうか。

今は、出来るだけ早く原発を安定させ、そして被災した人たちが元に近い生活に戻ることに力を注ぐことがが第一で、いたずらに政争に明け暮れる時期ではない筈だ。民主党の一部の人達もそうである。

いずれ落ち着きを取り戻したときに、初動態勢、処置、責任等の検証をし、将来に備えれば良いのである。その折大いに批判し合えばいいのであって、今はその時ではない。皆で力を合わせ、一刻も早い復興を成し遂げる時だと考える。