相模原を生活の拠点として、長い間暮らしてきた。若いときには東京での勤務にも都合がよかった。昭和30年・40年代にはまだ自然が多く、子供を育てるにも適していた。しかし最近は都市化が進み、田舎の風景は急速に消えてしまった。仕事をリタイアしたあとは、自然にふれる機会が多い田園地帯に住みたくなるものである。
私は12年前、八ヶ岳の西に位置する茅野へささやかな居を求め、住み始めた。
首都圏から離れるのも少し淋しく、また海が大好きで、ヨットを真鶴に係留していたこともあり、相模原と茅野を行き来していた。最近では茅野で過ごす期間が多くなっていた。昨年末、ヨットを手離したこともあり、茅野に移住することにした。相模原には結婚した長男が、そして私は余生を茅野でとなった。
相模原へは長い間お世話になったことを感謝し、茅野へはどうか宜しくお願いいたしますという心境である。
相模の人から、信州の人へ4月1日をもって変った顛末である。
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